悪質ポイントサイトの実態は〜について思うこと

Yahoo!トップ掲載の記事から

昨日、Yahoo!のトピックスに「悪質ポイントサイトの実態は」という記事が掲載されました。記事の配信元はマイナビニュースで、該当ページのURLは以下の通りです。

◇ ユーザーをただ働きさせて儲ける!? 悪質サイトの実態を探る:
http://news.mynavi.jp/articles/2013/09/24/akushitsu/index.html

※ この記事は、上記記事を批判することが目的ではなく、今一度ポイントサイトの運営について健全さを問いただすことが目的です。弊社記事に対するご意見については問合せフォームよりお寄せ下さい。但し、弊社はシステム開発とユーザーサポートが主業務であり、業務外のお問い合せに対する回答は、これに支障があるため、行わせていただくことが叶わない旨ご承知下さい。

上記の記事は、インパクトのあるタイトルになっていますが、「ユーザーをただ働きさせて儲ける」について、ネット上のユーザー様に有用なサービスを紹介し、サイト内のコンテンツもご利用いただき、運営者が利益を上げることは健全なビジネスであり、記事の執筆者の方もその点に付いては異論はないと理解しております。問題はそのサービス内容、サービスの提供方法、運営者の認識不足にあると考えております。

そこで、結果的にユーザーをただ働きさせて儲けると理解される「悪質サイト」とは何か、また健全とはどのようなサービスであるのか、システム開発側である弊社の考える「健全な」ポイントサイトとズレはないのか、問題点を検討してみました。

弊社がポイントサイトシステムの制作に至った理由は、当時弊社の目から見て「悪質」と思われるポイントサイトが多く、もっと健全な業界にしていただきたかったことと、規模の小さい法人様や個人様が参入するには情報が不足しており、またソフトウェアの価格が非常に高額であったことなどが挙げられます。ポイントサービスは利用する側にとっても提供する側にとっても、非常に素晴らしいサービスであるのに残念であり、大手サービスに独占されている状態を変え、この業界の繁栄と健全化に少しでもお役に立てればと考えた次第です。弊社のポイントサイト構築に関するポリシーは、「低価格」で「健全な運営」を行うことが出来、新規参入の際にある程度の情報を提供させていただき、比較的「短期間にサイト立ち上げ」が出来るシステムを提供させていただくことにあります。

弊社が「悪質」なサイトがあると認識し、自社開発によって改善しようと思い立った点について説明させていただくと、当時の大手ポイントサイトにおいては、ポイントの交換価値(1ポイントが何円に相当するか)、最低交換ポイント数、ポイント有効期限、利用規約、運営者情報が明記されていないサービスが多く存在しましたので、これを必ず見え易い場所に表示することを考えました。個人運営のポイントサイトであっても、健全であればユーザーは集まり、喜んで利用されると考えた次第です。また、弊社スタッフが個人で利用していたポイントサイトのポイントが、有効期限切れで消滅してしまう経験を何度も致しましたので、ポイントの有効期限は最短でも「1年」とし、「無期限(有効期限無し)」の設定も可能にしております。更に、スポンサー広告にアクセスさせるために、膨大な数のメール配信を行い、ネット上のリソースを無駄遣いしていることに疑問を感じ、メール配信システムを実装しませんでした。メール配信については、設置推奨サーバーに個人様でも設置出来るレンタルサーバーが多く含まれており、弊社が社会的に責任を負うために、レンタルサーバーごとに適切な配信制限をかけたメール配信システムの提供を近日中に検討しておりますが、基本的にまだ疑問は感じております。

弊社システムのポイント有効期限やその他各ポイント数の設定等は、サイト管理者様が自由に設定出来る作りになっておりますので、設定内容によってはユーザー様に「悪質」と思われる場合があるかも知れません。今回取り上げさせていただきました記事を参考に、各ポイントサイト管理者様におかれましては、これら点について再度見直しを行い、健全な運営を目指していただきたいと存じます。

他社システム利用の運営者で、突然ポイントサイトを閉鎖し、ユーザー様に対してその説明を行わず、相応の利益配分も行わない事例についても聞き及んでおりますが、社会に生きる者としての責任を負わないことであり、非難され制裁を受けて然るべきと考えます。弊社システムのご利用者様に対し、サイトの閉鎖方法までマニュアル化はしておりませんが、これまでに悪質なポイントサイトとして弊社システムご利用のサイト様が指摘されたことは一度もございませんので、このようなことは無かったと考えております。但し、開発側として見直さなければならない点については、常にこれを積極的に発見し修正する努力を怠らない所存です。

メジャーな大手ポイントサイトの中に、現在でも重要な情報を見え易い箇所に記載していない事例があり、ポイントの交換価値(1ポイントが何円に相当するか)をもっと周知しなければ、1ポイント=0.1円であるのに「10,000ポイントプレゼント!」などと掲載すべきではないと感じられるサービスもあります。0 が1つ多く付けられるだけで、ユーザーに誤解を与えてしまう訳ですから。故意に重要な情報を隠避するようなことは止め、そのような大手サービスからまずお手本を示していただきたいと考えます。

今回の記事は、インタビュー回答者の運営する特定のポイントサイト名が掲載されており、このサイトのステマであった可能性もありますが、ユーザー様もだまされない目を持つという意味で、有用な情報だったと思います。尚、正直なところ弊社のこの記事も、弊社のシステムは悪質ポイントサイトの運営に加担するものではないというステマではありますが、目指す所に大きな違いはないでしょう。

ご覧になられたポイントサイト管理者様におかれましては、今一度運営内容の見直しを行われ、社会にポイントサイトは「悪質」であるというイメージが少しでもあるならば、この低下のためにご協力下さいませ。

Yahoo!のトップに掲載されると、社会的な影響も大きいと考え、敢えて弊社サイト内で取り上げさせていただきました。

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